小川和隆(おがわ かずたか)
秋田県湯沢生まれの東京浅草育ち。
中学の終わりころ親友の弾く「禁じられた遊び」に惹かれてギターを手にする。
昭和のギターブームの最中、高校のクラブでクラシックギターの世界にのめり込み、プロの道を目指して小原聖子氏の門下に入る。
東京芸術大学音楽学部楽理科卒業。第22回東京国際ギターコンクール第1位。
スペインにてナルシソ・イエペスに十弦ギターを学ぶ。
国内各地のほか、マドリード、ニューヨーク、リオ・デ・ジャネイロ、ローマ、長春などにて演奏。
ソロのほか、歌や他の楽器とのアンサンブルで活動の場を広げている。
これまでに6枚のソロCDと、曲集「決定版ギターエチュード集」CD付曲集「ギターは素敵」(全音楽譜)「漸進的ギター二重奏曲集/F.カルッリ」(現代ギター社)を発表、好評を得ている。
2017年9月ハーモニカの崎元讓とのデュオによるCD「優しき玩具」を発表。レコード芸術誌の特選盤となる。
また「野口体操」を基に、身体の自然な動きと重力にのっとった奏法の研究を続け、「慣習にとらわれず、身体の構造と自分の実感を大切にする奏法」を提案している。